2017年2月8日水曜日

お守りの通販。

お守りの通販について。
何回か書いたんですが、お守りの通販ができない理由は、「宗教行為」と宗教法人による物販で税率が違うからです。

宗教行為というのは、祈祷やお賽銭で、これは無税です。ただし、本やお土産を神社やお寺が販売した場合は、宗教行為ではないので、課税対象となります。

で、普通の神社やお寺は、お守りは宗教行為として非課税なんですが、何回か書いた国税庁通達があるんですが、非課税か課税するか?の判断は、「物販の定価ではないこと」です。お守りは、100円ショップで売るようなものを500円、1千円で配布しているから非課税(宗教に対する寄付行為が主体で、物品が従)となるのですが、物品がメインになると課税対象となるのです。

ですから、大きな寺院は会計をわけ、課税対象の物販と非課税の宗教行為を分離しているのです。
で、神社やお寺がお守りの通販をやると、定価があると物販とみなされる可能性が高いのです。で、税金を払いたくないから物販とみなされたくないわけではなく、課税対象にされると帳簿をつけて税理士を雇ったり、経理の事務代で数百万かかりますから、大規模宗教以外が数十万、数百万円の売上しかないお守りを課税対象にされると大赤字になるんですよ。

これが、神社やお寺がお守りを郵送販売できない理由です。

しかし、お守り販売代行みたいな商売が出てきていますから、国税庁とネット祈祷の自粛を求めた神社本庁は時代を感じる必要があります。

例えば、私は今年は20枚ぐらい祈祷を郵送で申し込みましたが、費用的には1神社に宿泊して参拝して、祈祷する交通費、宿泊費とかわりません。

九州の宇佐八幡や宗像大社に祈祷旅行に行く同じ費用で、神社の祈祷を40回郵送で受けれるんですよ…。

神社本庁が、神社は参拝するものという主張は間違ってはいません。実際に、もう死ぬしかないレベルならわざわざ行きますが、伊勢神宮に行くのでも外宮、内宮に参拝し、近鉄急行で名古屋からいき、バスで外宮、内宮を移動するだけで1〜2万かかります。

箱根神社も東京の近所ですが、小田急ロマンスカーとバスで2時間、これも、1万、2万かかります。

三峯や熊野は日帰りは無理ですから、宿泊費が素泊まりでも6千円かかります。

神社参拝や寺の参拝は貧乏人は来るなということなのか?。琵琶湖の竹生島神社でもフェリー代金が3千円。名古屋からの交通費が往復1万強かかります。

そして、きちんと祈祷を受けるには朝一のフェリーでいき、2時間以上島に滞在する必要があるため、前泊しなければ無理です。

私は、神社やお寺は、金持ちの道楽ではなく、非正規雇用率が4割となった格差社会の現代において、お手軽、身近なものであって欲しいと思うのです。

神社やお寺が、金儲けに走るのはダメですが、庶民に身近であるために、お守りの通販も非課税対象にして、気軽にお守りを入手できるようにするか、抱き合わせで、祈祷料込みで、4千円ぐらいでお守りが手にはいるようにするか、あるいは、崇敬会に3千円で入れば、お守りの通販は自由にどうぞにするとか、それはありだと思うのです。
さすがに、500円以下のお守りをネットのパワースポットになった神社やお寺に郵送させるのは、営業妨害以外のなにものでもないので、2千円以上なら郵送します的な形でいいかな?と。

神社本庁がいっそのこと、加入神社の全お守りをネット通販するお守りドットコムを作れば、一石二鳥です。

宗教家は金持ちが多いから、庶民感覚がない人が多いんですよ。神や仏というのは、庶民を助けたいわけですから、それに答えるのが神社本庁の仕事だと私は思うんですけどね。

宗教家というのは、お公家さんになったらダメなんです。行基菩薩でも、役小角でも、ほとんどの開祖は、庶民とともにあったんですよ。やったことは国家鎮護なんだけれど、庶民とともに開祖は常にいたわけでしょう?